鯖壽し 柳元佑太
松風や夢も現も紙魚太り
火の中へ鮎燃え落つる晝寢かな
鯖壽しの鯖釣る夢も百日目
蟻地獄木の皮少し空を飛び
金魚來よ圖書室守の頬杖に
プロ野球面白かりし扇かな
夏萩を割つて出てきし犬の顏
天道蟲幾年拭かれ柱瘦す
日輪ふとる蛞蝓の橫つ腹
魚涼しかの園丁も赤子抱き
短詩系ブログ
鯖壽し 柳元佑太
松風や夢も現も紙魚太り
火の中へ鮎燃え落つる晝寢かな
鯖壽しの鯖釣る夢も百日目
蟻地獄木の皮少し空を飛び
金魚來よ圖書室守の頬杖に
プロ野球面白かりし扇かな
夏萩を割つて出てきし犬の顏
天道蟲幾年拭かれ柱瘦す
日輪ふとる蛞蝓の橫つ腹
魚涼しかの園丁も赤子抱き