在廊 柳元佑太
若鮎や宙で給油の戦闘機
腰かけてピアノ冷たし鯛の海
囀や金緣眼鏡放光す
キャラメルの銀紙に春惜しみけり
鯉幟渚の砂の冷たさに
在廊の画家のはにかむ金魚かな
はつなつのとほきくぢらをおもふなれ
音もなく鬱にぢり寄る簾かな
ぢつとしてゐる沢蟹と鬱を分つ
国破れても五輪とや冷蔵庫
短詩系ブログ
在廊 柳元佑太
若鮎や宙で給油の戦闘機
腰かけてピアノ冷たし鯛の海
囀や金緣眼鏡放光す
キャラメルの銀紙に春惜しみけり
鯉幟渚の砂の冷たさに
在廊の画家のはにかむ金魚かな
はつなつのとほきくぢらをおもふなれ
音もなく鬱にぢり寄る簾かな
ぢつとしてゐる沢蟹と鬱を分つ
国破れても五輪とや冷蔵庫