ゆめみごこち 丸田洋渡

 ゆめみごこち 丸田洋渡

前泊の話長めに木瓜の花

煮卵は水菜のうえに春の昼

春はこれから法螺貝の試し吹き

転生のなんてすてきな檜苔

水温む即身仏の訳されて

しばらくはハロプロつづき春の車

三月のいくつかの海おもいだせる

夢はまだ少したいせつ花あせび

花札のように鳥海山を鳶

見えている山も風車も風力も

地衣類はゆめみごこちも山桜

蜂は腹抱えて笑う白椿

未来とは何の囮か沈丁花

春分の水草に水揺れている

永日の旅の写真をあつめては

※読み:木瓜(ぼけ)、檜苔(ヒノキゴケ)、鳶(とび)、囮(おとり)

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