踊る 平野皓大
小鳥来る売地しばらく管残る
国またいつか一枚の秋簾
鹿の骨浜に焦げては転げては
根魚釣潮と踊ることにせん
口開くや蜜のごとくに今年米
ずつしりと光を吸へる柿を吸ふ
誰しもの秋の蛍に顔を寄せ
ばつさりとうしろを使ふ松手入
竜田姫田の一枚を膝に折る
ゐてくるるそちらも秋か月の道
短詩系ブログ
踊る 平野皓大
小鳥来る売地しばらく管残る
国またいつか一枚の秋簾
鹿の骨浜に焦げては転げては
根魚釣潮と踊ることにせん
口開くや蜜のごとくに今年米
ずつしりと光を吸へる柿を吸ふ
誰しもの秋の蛍に顔を寄せ
ばつさりとうしろを使ふ松手入
竜田姫田の一枚を膝に折る
ゐてくるるそちらも秋か月の道