金沢 平野皓大
北国や雪後の町をいくつ抜け
南天の葉の浮きさうな寒の雨
雪だるま百万石のどろまじへ
梅咲かす川淋しくて明るくて
ほつそりと加賀の軒端の雪雫
この国の鱈を昆布で〆るとは
木の芽風入浴剤を撒いてみん
餅食つてちらつく粉は粉雪は
雪吊にいつしかの鳶腹を見せ
駅のまへ雪吊の丈そろふなり
短詩系ブログ
金沢 平野皓大
北国や雪後の町をいくつ抜け
南天の葉の浮きさうな寒の雨
雪だるま百万石のどろまじへ
梅咲かす川淋しくて明るくて
ほつそりと加賀の軒端の雪雫
この国の鱈を昆布で〆るとは
木の芽風入浴剤を撒いてみん
餅食つてちらつく粉は粉雪は
雪吊にいつしかの鳶腹を見せ
駅のまへ雪吊の丈そろふなり